ほんまものの東京物語
実際に、現実に、起こることがない東京制覇、東京活動は、現在も実現の可能性は、いまのところ低い。なぜだろうか?先にも書いた、東日本大震災のためだけなのだろうか?

東京から帰ってきて、思ったこと!
これだったら、何かを得るには人からじゃないと!

そう、それは、町の規模は、あまりにも、小さ過ぎる単位なのである。
徘徊するにつれ、そして小汚い、くちゃくちゃした感覚に見舞われた。
こちらの勘違いなのかもしれないが、イヤ、勘違いではない、
つまり、新しいもの、もっと刺激的なものを見せてよ。

招待を受けた食事会も、その後のパーティーも、小さ過ぎた。
そして人の心も。

なんかだだっ広い会場で多くの人に囲まれて、みんな知らない人?
それは、あるにはあったけれど、それはクリスマスイブ前の渋谷の交差点だからだ!

それ以外は、こじんまりとしたビルと高層ビルの集まりで、驚きなのは、肝心の店舗はそれこそ小さい敷地に多く点在している蚊の巣のよう感じなのだ。
そこに人がひしめき合っている。

儲けろ、儲けろ!

間違いなく、人と人の間の距離が、ここ方が広い!いや桁が違う。

ここのほうが距離感が豪華なのだ。(広すぎてもうえ価値がないかもしれないが!)

それと、絶対お金がないと面白くない町だ。
お金がないと動かない町、田舎特有のあげる感覚は−250%ない。
しかし日本のプライドがそこにあり、田舎者がどうこう出来る場所じゃない。
よそ者はただお金を落とすだけなのだ!
差別的発言の多さにもビックリだった。
区画単位で、私たちはレベルが違うのよ、意識があるかもしれない。

そう、羽田空港でもそれを感じた。



当時、格安のスカイマークであるが出発時間遅い現状で自転車による渋谷行きで興奮していたのに、予約間違い事件で約一万円くらい無駄にお金を失って意気消沈する私は更なる困難がくるとは思わないでいた。
嘲笑うかのような大雨は想定内で、さらに最悪と不幸が手をつないでやってきた。

予約違いの全貌
T 氏の忠告どおり、私は注意していた。
つまり、深夜の12時を境に日付が変わる、しかし実際には空港はまだ稼動していて離発着を繰り返しているのである。日付違いに注意してね、の忠告なら、12時にオーバーをその日の発注と考える、と注意してしまうではないか!何も考えなければ、翌日の発注と考え、たとえ店が閉まろうが、空港が閉鎖されようが、朝一の発注と考えるのだが、逆の捉え方をしてしまう。つまり私の取った予約は前日の朝の予約だったのだ!普通に考えるがやはり基本なんだ!とほほ!

淡々と説明するフライトアテンダーは、状況と、キャンセル料と、今日のフライトはいかがしますか?のここまで来て行かないわけないだろう、の逃げ道のない選択を迫った。
いきます!
の一言で、アテンダーは私にカードをかなりなれた手つきで、読み取りマシーンに何度も通していた、巻き上がるレシートはくるくるとカールしていた。

なぜか、けんか腰の複数の目!
それは、客の逆上苦情と共にチケット入れ替えろの暴言を抑止するものだった。

ねぇ!本当はこれで儲けているんだろう、お譲ちゃん?

その短いクィーンクィーン時間の間に、
このロス金使えたら、もっとわざわざ待たないで早く東京にいけたのに!
と、ものすごく、どんより暗くなった。当たり前か!



当時の北九州空港クリスマスのイルミネーションもあまりにもコジンマリしていて
景気悪ぅ〜〜〜〜〜、って感じでしょうか!



気合は入っているんですが....気運は入っていない!




搭乗前に私の乗る飛行機を撮影、それが何になるのか?!



戦々恐々、不安そう、年取ったねよういしぃーろう。



下に見える雲が先ほどまで北九州市に大雨を降らした大雨雲です。
そのはるか上空を飛んでいます、この時点ではね!



北九州を飛び出し、何をするんだい?

今まで、まるまる人生無駄に
してきたじゃないか!

意味がないに
決まっている。

そうこれは千草で見た月と同じ。
気分を変えて、そこで迷いたい?

それだから何か刺激がほしい?

でも、そこにあるものは、
ここと変わらぬ漆黒の闇ばかり。

だから君がほしいのは、わかっている!
どうにかして水面から見える枯れたスイレン花が
昔と同じように生きかえってほしいのだ。

それがそこにある?

どうやら、うまくいくと思っているんだ。

そう思うのなら、そこで、それらを引っ剥がせ!

そう、それを引っ剥がせ!

東京の黒い空気と人がぎゅうぎゅうに詰められた闇を
赤裸にし、血まみれの子猫を見て納得すればいい。

 
職務質問と所持品検査
「あのー、ここで何をしているんですか?」
  は?
「今あなたはここで何をしているんですか?」
  はぁ!大雨なので雨ガッパに着替えています。
「どちらから、こられたんですか」
  はい北九州から!
「えっ?自転車で北九州から来たんですか?」
  いえいえ、飛行機で北九州から来ました。スカイマークの最終便です。
「この自転車はどうしたんですか?」
  飛行機で運んできました。
「飛行機で自転車は運べるんですか?」
  はい、運べます。
  パトカーが2台到着、回転灯がイルミネーションのように
  まわりを赤く染める、たぶん逃走の可能性を見越して一台待機。

「今から、どちらにいかれるんですか?」
  渋谷へ行きます。
「えっ?今から自転車で渋谷に行くんですか?」
  はい、そうです、6時間はかからんでしょう?

  一同どん引き後気を取り戻した警官はさらに。

「あの〜........今日どちらにお泊りですか?」
  はい渋谷のインターネットカフェポパイに泊まる予定です。
  それしか開いてないでしょう?

「.....すいませんが身分証明書か何かお持ちですか?」
  はい、運転免許書を持っています。と差し出す。
  こわもてのもう一人の警官が私の免許書を持ってパトカーに運ぶ!
「どのようなご用件で渋谷に行くんですか?」
  はい!知り合いのパーティに呼ばれえているので。
  (ここで名前を出すと迷惑がかかるので、ムニャムニャする。)
「忘年会のことですか?」
  はい、まー、そのような感じです。
「....知り合いの忘年会のために北九州から来たんですか?」
  はい!(自信を持って!)
「このことを家族の方は知っているんですか!」
  はい、北九州空港まで見送ってくれました。(警官同士が見合う。)
「.........この自転車はあなたのものですか?」
  はい、私のものです。去年盗難にあって戻ってきた奇跡的な自転車です。
  と言ってリックの中から購入証明書から領収書まで差し出す。
  こわもての警官がそれをもってまたパトカーに行く。
「申し訳ないんですが、所持品検査お願いしていいですか。」
  はい、いいですよ、着替えながらでいいですか!
「.......これはなんですか?」
  見てのとおり、長靴です。雨が降っているからもって来ました。
  さっさ取り出し革靴交換する。
......これは下着です。これは梱包用に保護財にガムテープ。
「そんなもの何に使うんですか?」
  明日の夜帰るとき自転車をまた梱包するんです。
「自転車もって帰るんですか?」
  はいそのとおりです。(自信を持って答える。)

  この頃から、さらに雨が強くなりだし、また2時30分過ぎで時間が気になりだし
  また寒くなりだし、さっさ着替え早める。
「あの〜、こちらを向いて立ち会ってくれますか?」
  着替えてるので、そちらでやってもらえませんか?
「所持品検査はあなたも一緒に見て頂かないといけないのです。」
  もうすでに赤いジャンバーに着替えたので寒さが増す。
  長靴着、すっかり浮浪者風になり始める。

  はい、わかりました。
「これは?」
  ライターです。もし遭難したらいけないと思いまして。
「あの.....本当に、このこと家族のかた知っていますか?」
  応援してますよ!あとでMIXIで報告します。
「え?......こんなこと、いつもしてるんですか?」
  はい初めてです。

  こわもての警官が戻ってきて、盗難届けと捜索願が出ていないことを告げる。
「自転車で空港を抜けられるんですか?」
  インターネットで調べたら右の遠回りの迂回路が人や自転車が通れる
  と書いてあったんですが、昼間はランニングコースらしいですよ!
「その道はあります。」
  まさか水没して通れないことはないですよね?
「........」
  こわもての警官がさらにリックのそこをまさぐっていると、NUSKINの
  カプセルに入ったサプリメントと英語で書かれた容器が出てきた。
  まるでドラッグみたいで、胸がどきどきしてきた。
  そこに、こわもてのじゃない警官があ〜〜〜!素っ頓狂な声を上げた!
  私の心臓が口から出そうになった。
「あーこれニュースキンですよね!学生のとき飲んでました。」
  あっはい!これはいいサプリメントですよね!もう飲んでないんですか?
「今は飲んでないんですよ!」
  だめですね!警察官も激職でしょ、飲んだほうがいいですよ!
「......安本さん、本当に大丈夫ですか?この雨の中!」
  もうここにいますから、行くしかないです。
  渋谷までどれくらいかかりますか?
  所持品検査終了。
「わかりません!でもですね、安本さん、こんな感じで渋谷まで自転車で走っていると、
 絶対また職務質問されますよ!」
  その時はさっき羽田空港で職務質問受けましたと説明します。
「ん.............(迷惑そうな顔)
  安本さんくれぐれも気をつけてください、そして車道は絶対走らないでください。」

  ありがとうございます。すいませんでした、どう見ても、こんな感じだったら
  不審者ですよね!お手数かけて申し訳ございませんでした。

「いえいえ、そんな事はないですよ!大雨ですから心配するのです。
 間違っても海のほうに近寄って落ちたりしないように気をつけてください。
 道に迷ったら遠慮なしに交番でたずねてください。」




向かって第一ターミナル左の羽田交番の分署の前をやり過ごし、
湾岸道路の下を潜り抜けるとすぐさま階段がありそれをくの字にのぼらなくては、人や自転車が通れる環八道路に出ることができない。そこで彼らは私がめんどくさいから車道にでて、近道すると考えたのだろうか、回転灯をまわしたパトカーがそこで待機して待っていた。私はJALメンテナンスセンタ側に抜けて東京空港空調エネルギーセンターを抜けたが、そこまでパトカーは付いてきた。その後、順調に環八道路を抜けたが、途中チラ見して引き上げてしまった。
あんまり信用されてないな!
当時、私の相手をしてくれた警察官は、あの後。北九州は変わった人間だ大笑いになった思う。